パラノマサイトの感想と妄想と呪詛
プレイ中のメモを無理矢理まとめたやつなので文脈がブレがち
勿論ネタバレ多数
未プレイ、未クリアの人はすぐに立ち去るべきです
スタンプ使いやすくていいね
とりあえずはものすごく楽しかったですという感想
オカルトが背景にあるミステリー作品として、ゲームでないと不可能な表現や仕掛けが大量に盛り込まれておりプレイヤーが置き去りにならず事件の真相に近づいて行く事が出来る
事件を追うのは作中のキャラクター達だがプレイヤーの手助けも必要、という良いバランスでシステムとストーリーが融合していたと思う
と評論っぽい文にしてみたものの
今までプレイしたことのあるアドベンチャーゲームはナイトインザウッズだけ、ミステリーゲームに至っては経験無しという中々妙なゲーム歴をしており
メタ要素を含むADVってだけで何もかもが初めての体験だったので
起動時に入る案内人との会話だけで「ワァ……」ってなりました
ちょっと得した気がするプレイ環境
ついでに言うとホラーゲームもほぼプレイしたことがない 一緒に購入したIbくらい
なので臨時ニュース中に案内人がバァーンって出てきただけで「ワァ……(涙目)」ってなってましたこれがホラーゲームの洗礼ってワケね…!
そんなか弱いプレイヤーは序盤を手探りで進めている間生殺与奪の権を完全に握られている感覚で
頻繁に『パノラマサイト』と誤字られる原因の一つ
辺りを360°見回せるシステムを
活用せざるを得ない状況にブチ込むことで
ホラー作品だったら振り向いたとこになんか居る状況じゃんこれ…
とプレイヤーが勝手に抱く恐怖に現実味を持たせる最悪且つ最良のシステムだなぁと思いました
それを最大限利用したのが
- 辺りを一周見回してのヨーコさん
- フェイントをかけるエリオ
- 振り返ったら居る灯野あやめ
- 留蔵&お駒因縁の二人によるジャンプスケア
- 横を向いたら居る灯野あやめ
ゆっくりと視点操作しているのにぐいっと引っ張られるあたりとか本当性格悪い(褒め言葉)
身構えることも出来ずにまんまとびっくりさせられたのはエリオだった許さんぞ国家権力…
あと思ったのが『このゲーム夜明けるんだ』ってところ
ニンダイの時のPVだと暗い背景でみんな呪いあってたから呪いと陰謀が渦巻く一夜を生き延びろ❗️的なゲームだと勝手に思い込んでいた 普通に夜が明けて捜査パートになった
呪いを呼び起こす舞台装置である【霊夜祭】の名前の通り、夜は超常が蔓延り謎を撒くパート、日が登れば人間の意思と足で真実を探すパート、と綺麗に別れていて
尚且つ元凶との遭遇も決着をつけるのも夜になっているのでホラー&ミステリーというジャンルに対してかなり真摯に向き合ったシナリオをしている印象
(ホラーとミステリーに触れた経験が乏しい人間の意見です)
ここから真エンドまでの話 濃いめの自語りゾーンでもある
普通のミステリーゲームに真エンドの概念が有るかは知らないけどパラノマサイトくんミステリー初心者の接待上手いな〜ってなった
とりあえずストーリーさえ読めば黒幕は明かされて、案内人から潜伏し続けた彼女を止める術は無いと告げられれば進むべき場所が『黒幕が唯一死を迎えるチャート』に限定されるから真相に目星がついていようといなかろうと真エンド回収可能なのは親切だなあと思いました
当てずっぽう防止の案内人クイズのところ、晴曼の精神はなんとなく予想ついてたぜとドヤ顔したい いやミヲちゃんの台詞で確信が持てたんだけども 肉体が車体だとしたら精神は運転手と例えていたのが『魂と精神って別なの?』というエリオの質問に答えるだけでなく精神は運転(操作)を行う者=プレイヤーと推測するヒントにもなっているのが綺麗
晴曼の魂はヒハク工場付近であの小っっせぇ鬼火を20分くらいかけて発見したときに夜の公園でもこれあったよな…?って思い出せたからよかった いや許せねえよなんだあの鬼火のサイズ感 携帯モードで探せる自信ねえよふざけるなよMy soul…
現身は消去法とその場の雰囲気で当てました 直接的な伏線って弓岡をいじめてる時にここ(公園)で亡くなった人の霊力は相当強いって言われてたのとミヲちゃんもエリオも心当たりが無い(交流が無かった人物)ってくらいか
案内人さんクイズ正解したら褒めてくれるから嬉しいんだけど不正解時に聞き間違いかな?って再回答させてくれる時はやさしいおじいちゃん先生を困らせてるみたいで申し訳なさが出る 正答出来てもちゃんと答えられたぜヨッシャ❗️の気持ちと失望させずに済んだ安心感が半々
今考えても真エンド到達までの動線完璧じゃない? 今までやってきた【パラノマサイト】の攻略方法をモロに使って辿り着くから達成感が物凄い 逆にこの後プレイするかもしれないミステリーゲームのハードルがバカ高くなっちゃったな
PVから抱いた期待とはちょっとズレてたけどもめっちゃくちゃ面白くてあの値段だったから出会えて良かった
グッズとか出して金払わせてほしい 呪詛珠根付ストラップとか変死体アクリルスタンド出して❤️
あまりにもパラノマサイト関連の全てに飢えているので最近は他人のプレイ感想とかを漁りまくってる
その中で『思ってたゲームと違った』系のコメントも見る事多いけどそれはおそらくもっと呪詛行使したかったって意味だと思うのでおおよそ同意出来ますね
呪殺の際に来るコントローラーの振動とか効果音が心地良すぎるんだよなこのゲーム
その所為で興家がプレイヤーの意思に逆らってる箇所に気付かなかった(初回の興家彰吾キルスコア0)
DLCでフリー呪詛バトルモード追加されないかな
クリア直後のキャラクターの印象
呪主周り中心
弓岡さん
なんか最初に思い浮かんだから書く
ある意味一番頑張ってた人ではある
こんな災厄バトルフィールドと化した昭和の第二次本所事変に会長一筋会社の為にと生身で参戦した漢
数ある興家の死因の中で燦然と輝く純粋な暴力
呪詛珠の譲渡を断った瞬間に「手荒な真似はしたくありませんでしたが……」とか言いやがりますからねすごいなお前
ヨーコさん殺ったとこ見てたんだろうに向かってくるとはな 絶対あの会社の暗部洗ったら陰謀とかより血が流れてるタイプの不祥事が山程出るよ
製作陣のインタビューで『ヒハク周りを削ったので弓岡さんばっかり責め立てられててちょっと可哀想ですね(笑)』って他人事みたいに言われてたけど会長がガッツリ絡んでくるシナリオだったらどういうポジションになったんだろうってのは結構気になるところ
続編出たら味方に来ないかな 「霊具やら怪しいグッズの情報なら弓岡さんが詳しいんじゃないか?」とかで変な巻き込まれ方してほしい
新石先生
地味にヤバい人
探究心を動機に人を殺せるのは強キャラのデザインなんだよな ボスの圧倒的な呪詛珠回収速度が無かったら黒幕(仮)みたいな立ち位置で戦う羽目になっていそうだ 流石ですボス
呪詛珠運が悪かったのか標的が暗闇から脱出出来ないよう呪主側で何かしら手を打つ必要がある消えずの行灯に取り憑かれたのはちょっと可哀想 その割には興家とやっこちゃんの呪殺成功ルートがあるから頑張ってるほうボス編で逃走を許した未完状態で正門行かないと見れない謎のレアイベント ちゃんと火事だーッて叫べるよ普通に死ぬけど
『呪影は呪主以外には見えない』というスタンドみたいなルールが呪影の発する暗闇にも適用されると仮定した場合、一般人狙いに絞れば呪影だけで条件の達成が狙えてターゲットとの接触無しに呪殺が可能な分社会で生活しながらの滓魂集めには有利そうなんだけど、目標が秘術の入手<本所事変の真相解明でどうしても対呪主にならざるを得なかったあたりやっぱ呪詛珠運だな…
ボス
興家彰吾編で初遭遇したときはプレイアブルになると思ってなくてストーリーチャートが解放されたときちょっとビックリした 多分PVで語られる『秘術を求めて集う者たち』にカウントされてなかったからかな
本当になんでボスのとこに七不思議の呪い来たんですかね 【七不思議ゆかりの地に居る】【秘術を欲している】の条件の前者だけ当てはまった感じなのか もしくは『俺が駆り出されてる時点でそういう案件なんだろうな…』と早々に察して解決に向けた意欲を持ったことで秘術を手に入れようとしている認定されたか
チャート開放時に案内人から『秘術を求める拠ん所のない事情を抱える者たち』に括られている&状況整理時にボス本人も秘術を求める者に呪詛珠が現れると認識しているので本当に誰かの蘇りを欲していた可能性もあるけども同期を亡くしたエリオより思いが強いとも思えんが
ボスのキャラデザ良いよね いい感じのイケオジ味と見た目に反した雰囲気の緩さ(7割エリオの所為) ベタも極めるこう見えて甘いもの好き設定と父親としては全く褒められたものではないところもまた愛嬌 人質にされた娘の安否を後回しにする駄目な父親ですまない…娘人質に取られてる状況でこの顔出来て良いんか??
夜パートでビクビクしてる間もボスがエリオと喋ってくれるだけで世界観が銀魂になるから助かった エイプリルフールネタも結構好き
続編が出たら捜一に身を置きながらもナカゴシ案件にばっか巻き込まれてあっお前今心霊対策室じゃねえんだっけぐらいの認識をされていてほしい 巻き込まれ属性のおじさんに可能性を見た
エリオ
おそらく六割くらいのプレイヤーがなんの根拠もなく黒幕疑惑をかけていた男
ヤスポジションに居るのが悪い あとオカルトに対する理解が早過ぎるところとフェイントかけて脅かしてきたところ(逆恨み)とボスに対する愛が気持ち悪すぎるところ 演技だと思うじゃん普通…
実際憧れだけでここまで人に好意を抱けるのってまあまあレアじゃない?少年期の憧憬一点で人生の進路を定めたのに追いついた頃にはその人は異動してて…ってすれ違いの期間に偶像化が進んでやっと会えた時にはこの熱量みたいな感じですかね いやにしてもだな…
キャラデザで銃持たせたんだから…撃たすか❗️ってテンションでBADルート(根島逃亡葦発動)の一因にさせられたちょっと可哀想な経緯は読んでて爆笑してしまった このルートの顔覆って項垂れるエリオはかなり可愛い377の数字を聞いた時とボスが辞職した時の反応も見たいけどエリオ生きてるんですかねこのルート お望み通りボスが泣いてくれる展開になってるかもしれん
ポジティブ育成途中のエリオ少年とか気になる 未だ他人から無償の愛を与えてもらえることを当然だと思っていない頃の
マダム
エロい未亡人(未亡人ではない)
真エンド後にプロタンが自力で誘拐事件の真相を暴いたら復縁ルートもあるのかもしれない
利飛太に向ける視線がどう考えても親目線のものなのでまずあり得ないとは思うけど一回だけ、インモラルな雰囲気になってみてほしいね もしかしたらマダムがそっちに傾くことはあるかもしれないけど利飛太が拒絶するから(なんの根拠も無い個人の妄想を吐いています)
PVの時点だと息子を亡くした母親って情報だけで厭世的な感傷に浸り続けるどちらかといえば怪談の元ネタになりそうなイメージ抱いてたんだけど意外と面白い女というか【母親】の役から強制的に降ろされた分良家のお嬢様要素が多く出ていたと思う 弓岡のハッタリに引っ掛かったり純朴なとこ可愛い 安田庭園で初手脅迫カウントダウンに質問制限で追い込んで最低一回は確定呪殺して来たあの女はなんだったんだ 利飛太の台本?
送り拍子木が中々に使い易いというか『相手が条件を踏んだら殺せる』ではなく『条件を踏んでいる相手を即呪殺出来る』タイプの呪詛なのでプロフェッショナルな探偵と組むとまあ強い 北斎女とのガチバトルでも火種の所持が確定した瞬間だったら呪詛通せたし最終手段の直着火も手札に持てる訳で本気の滓魂収集狙うなら色んな手段が組めて楽しそう やはりフリーバトルモードを…
マダムと利飛太のストーリーなんかのおまけで出ませんかね 『今度はちゃんとお茶を出したいけどそんなことで家に呼んだら迷惑じゃない…?』って悩むマダムとか見たい志岐間邸の家具を物語が進行する毎に調べてるとプロタンに対する好感度が上がって行く様子が感じられて良い
利飛太
初対面からわかってたよ 面白い男だって
プロタンはマジで全てのプレイヤーが好きになってるんじゃないか
興家編、橋の上での『ウワッ多分おもしれー男枠だ』と思わせる第一印象からのマダム編で見せつけられた伊達男っぷり 周囲のポイントぜんぶ調べたから話しかけるか…ってお顔に目を向けると下睫毛とホクロにビックリしちゃうねジュリーですよね?
あらゆる面での格好良さを持ちながらもやっぱおもしれー男ではあるので刺さるオタクの範囲が広そう
エリオと同じく今まで馴染みが無かったとは思えない程オカルトに対する順応が早い 『依頼人の手の中に突然謎の根付が出現した』なんて小規模もいいとこな怪奇現象だけで秘術の話題や呪詛の受け入れ姿勢をとってくれるとはね
(呪殺には消極的だけど)滓魂収集のサポートをしてくれるという相棒役としては唯一のキャラ設定 フリーバトル妄想が捗るね 片葉の芦メインプロタンサポート編成とかどうよ
パラノマサイト アオサギ探偵堂事件ファイルが見たいんですよね 雨森少年のキャラデザだけでもなんとか頼めんか
並垣
吠える小型犬
あまりにも可愛げのある雑魚 雑魚というと言葉がキツいがなんかもう呪い合いの戦場にこのよわよわさで立っているだけで愛おしくなるキャラ 死に近いと可愛い論の亜種かもしれない 最初声かけて来たときの強キャラ感はなんだったのスタンド使いの風格
与えられた能力が強過ぎる所為で後天的なギャップ萌えが発生しているのがキャラの味
本人はちょっとプライド高めってくらいの普通の人間なのに 人を轢いてしまったら罪を償おうと考えられる人間なのに 罪を隠してしまったら幻を使って自らを責め立てるくらいの弱い人間なのに ただただ最強格の力を持っているってだけでめちゃくちゃな面白さが発生している 1%をあやめちゃんにどつかれながらどうにか手に入れたときの詳細が知りたい
そういえば興家の「……92%だ。(マダム呪殺前だと67%)」を聞いたときの驚き様、並垣視点で見れば色々な葛藤を頑張って押し殺してようやっと一般人を一人呪い殺せたってところで目の前のGジャン男が罪なき人々を何十人単位で屠ってる可能性が浮上したのか そりゃ怖いね いや呪主複数キル男でも怖いか
秘術を求める思いが自分の弱さを覆い隠す為に生まれてるから必死さだけなら上位だし、(オプションボタンさえ無ければ)確殺の呪詛を持たせれば最強…の筈なんだけど動機がそもそも人を殺してしまった所為で生まれたものだから蘇らせる為に殺さなきゃならないなんて道理で殺し合いを戦い抜ける訳はないんですね ほんと何もかもが向いていない
ちょっとしたif妄想だと『興家彰吾が協力を受け入れたら』に興味が出る
多分興家君に条件明かした上で足洗い屋敷の呪詛珠渡しとけば滓魂200%くらいすぐ集めて来てくれたと思うよ セーマン様頭抱えてそう
でも蘆乃の肺活量(上半身無いけど)次第で効果範囲変わるから一気に大量呪殺ってなると難しいね足洗い屋敷
協力というか興家が足洗い屋敷を持ったらみたいな話になってしまったけど『誰かと組んで滓魂を集める(集めてもらう)』ってのは覚悟弱者的に正しいアプローチだったと思うのでもうちょっとナメられない様に立ち回れたら良かったね
「僕は相手が呪主だからってすぐ殺すほど無鉄砲じゃない」みたいな話の通じるアピールで覚悟の無さを隠すところまでは良かったのに「……はあ!?」「……え?それ本当か!?」の台詞が素ビビり過ぎてな なんだお前あやめちゃんに見守ってもらいながらその有様は
ここからそんなに関係ない話
職質時に落葉無き椎が発動しなかったのはそもそも嘘ついてなかった説の検証の為に職務質問を読み直す
呪詛不発だった台詞一覧
- 『対等な立場で話をしよう』
ここで落葉無き椎の条件開示
- 『素直に話すことにしよう』
- 『生き返らせたい人がいる、協力してほしい』
- 『ほかの呪主を教えてくれるだけでいい』
- 『今なら見逃してあげる』
- 『いや……』『……最後通告だよ』
- 『この足の声から逃れる方法はない!』
わからん 一応嘘はついてないんだけどボスの倫理観がちゃんとしてる所為で呪殺条件の詳細もシステム的に呪殺行使ボタンが出る条件も不明だし
エリオの「嘘だけでも呪詛珠が反応するなんて初めて知りました!」って台詞的にハッタリの可能性もあるし
まあボスの呪殺は解釈違いだからいいんですけど
あやめちゃん
色々なものがつよい女 思想とか
他の呪主が自分の失ったものの為に秘術を狙う中でただ一人歴史に刻まれた過去の人物を蘇らせようとストーリーの本筋引っ掻き回してたのは本当にすごい みんなえっ北斎蘇らせたいのはガチなの???ってなったでしょ
家庭環境由来の幼少期から煮詰められた願望に叶える為の手段が与えられたわけだから覚悟の決まり方もえげつない
とりあえず楽なほうから試してダメだったら自分で滓魂集めするかぁくらいな意味での最終手段っぽいのでとりあえずは駆け引きが必要になる太鼓が行っててよかった 初っ端芦とか足洗いだったらと思うとね…
ある程度ヘイトは買う前提で設計されてるであろうキャラというか、ゲーム内だと常に相手取る形での扱いだったぶん恐らく全てのプレイヤーの記憶に強く焼きついてる女 マダムとの物理的に火花散るラストバトル(ラストでは無い)のヒリヒリ感が良すぎるんですよね怖… なんでこんな女同士の間合い描写上手いの
マダム伝説エンドの人気が高い理由の中には北斎女に一泡吹かせられるって部分も込められてると思うので パラノマサイトの魅力でもある緩やかに尖ったキャラ造形の恩恵を最大限受けているキャラかもしれない
やっこちゃん
一番やられた!って思ったのがやっこちゃんの性格
ちゃきちゃきの江戸娘という人物リストの説明と大幅に異なる描写に何の疑いもなく『ああそうか①キャラ変わるくらい落ち込んでるんだな②設定と描写が噛み合ってないあれねうんうん』みたいな理解者面をしていたので そこまでのどんでん返しを想定した要素ではなかった筈なんだけどこっちが勝手に想像で補ってた分衝撃は大きかった でも午前8時の白石美智代の居場所クイズで憑依説に気づいた瞬間めちゃくちゃ興奮したから良い体験だったな
『操作キャラが実は正常な状態ではない』というプレイヤーにとってかなり重要な仕掛けな分改めてシナリオ読み返すとこの件に関する伏線がやたら多い 憑依関連の話はセーマンさまの伏線も兼ねてるから余計に
『白石美智代は逆崎約子の中にいる』説に辿り着ける動線として「あのカス先公の死因どう考えても馬鹿囃子だよな…まさか…?」と推測が成り立つところ、呪いが在る世界での謎解きって感じで凄い楽しいんだよ 初めてのホラーミステリー体験として正解のゲームすぎた
本来の性格が戻って来てからわかる憑依状態時の異常さ これがあれになったらそりゃ心配するわ 最初に江戸っ子モード見せてもらってたら秒で憑依説辿り着けてたよ初見の立ち絵がバンバン出てくる
出番としては短いんだけど江戸っ子JK &オカルトJKのコンビバランス最高だなって思ってるのでこの2人だけでなんかの事件に首突っ込む話がみたい 先に全部解決してボスに飯たかろうぜ!
ミヲちゃん
ずっと頼りになる そしてかわいい
超常に真っ向から対抗出来る唯一の人材なので全ての局面において頼みの綱 【呪詛の条件を踏んだら死】がルールになってるゲーム内で呪影との直接戦闘に持ち込めてるのが特別ヤバい
オカルト関連の情報整理もミヲちゃん起点だから居ないとマジで詰む この世界における超常のルールとかを推測だけど…って形でプレイヤーにストーリーを読み解くヒントを与える役目にぽっちゃり霊感少女を配置する采配はパラノマサイトの味 開発者インタビューでこの体型に対する熱意が垣間見えて好感度が上がった
手を翳してなんか読み取るポーズと指2本ピッって立てる霊力行使ポーズがめっちゃカッコいい 中学生だったら絶対学校でドヤ顔披露してたと思うからプレイしたのが今で安心した こっくりさんが再流行したりして【オカルトに精通している】が厨二の人気ステータスだった時期に触れてたら劇薬だよパラノマサイト
ミヲちゃんのストーリー的立ち位置の特殊さで言えばプレイヤー(セーマン)を認識出来る点が一番大きいんだろうか ボスがドンドコされた後エリオ視点に移ったら「今度は襟尾刑事に…?」って呟いてたりめちゃめちゃこっち見てる……
唯一性で言うと片葉の芦による死が立ち絵付きで描写されてるってのも 暗闇で見えづらいけどまぁ怖い 先にマダム編で犯罪者が別の名を名乗る場合があるって話題に触れておかないと用務員のおっちゃんにミヲちゃんの話をしない選択肢すら出現しない上既に知っていてもポッと出の用務員がバッドエンドルートの罠とは思い至らなくて一回踏んだ人も多そう いや呪詛珠見られたとか二極化した選択肢で察した賢いセーマン様も居るんだろうけど
ミヲちゃんの好きな人の話
大事だろここは
追求するやっこちゃんとこっくりさんの回答
- Q.ミヲちゃんの好きな男子は?A.いいえ
- Q.この学校の男子じゃないってこと?A.はい
- Q.うちの学校の先生とか?A.いいえ
これ以上聞こうとするとミヲちゃんから強めに止められる それに加えて聞いてる最中の慌て様…
そこから煩悩に任せて打ち出したミヲちゃんが好きなのは【やっこちゃんに知られたくない】【この学校の女の子】説は否定されていない
あるよな… 85×30(検索避け)の可能性…!
蝶沢の姐さん
出番は少ないのに顔面が強すぎる
物語も終盤に差し掛かってきたとこで急にチャート解放されるから初見で結構ビビった 他のチャートで居たような相棒枠も居ないしさ
進行自体はなんかフリーの脱出ゲームで覚えがあるなって感じだったしこれまでのプレイで調べられる箇所は片っ端からの仕草が染み込んでたからサクサク出来たんだけど他人の感想見てると除光液で詰まった人多いな? 確かに一回会話逃したらペンの復活方法を他のチャートで探そう❗️ってなったときにエリオに聞こうとはならんな… ありがとうキャラには会話が変わらなくなるまで話しかけろと躾けてくれたNITW
それとオッなめどり見っけた〜から重要そうな回想に突入したのも中々の不意打ちだった おまけ要素じゃないんかい
完全なる逆恨みなんだけど、暗い机の中に…ってヒントを夜の学校だと勘違いして探し続けてお駒のジャンプスケアを無駄に再体験する羽目になったから岩飛沢ペギ吉にそこそこの恨みを抱いている
晴曼の魂である送り提灯の呪主であり晴曼の血を継ぐ吉見の事情もある程度知っている設定的に超重要なポジションに居るのにとにかく出番が少ない 倫理観もちゃんとしてるから呪詛珠もすぐに譲渡しちゃうし 提灯持ち続けて刑事&JK組に同行してれば津詰親子の喧嘩も黒幕襲来も対応できた気がしなくもない
というか蝶沢真由編自体晴曼の魂と精神が揃うそれなりの好条件だったしここ起点に解決に持っていけないものかな まだ記憶戻ってないから駄目? そもそも黒幕排除失敗ルートを一応確認しとこっかで辿ってる世界線だからなんとかなっちゃマズイのか
顔面ド好みなのに出番だけが少なくて悲しい おまけか何かでレディース時代の姐さんとか吉見とのイチャイチャが見たいんだ どうか どうかお願いします
葦宮のおっちゃん
男女間の情が動機でオカルトに手を出したのが興家と一貫して悪役であるコイツだけなの結構変則的な気がする 割と定番じゃない?愛故に邪の道を行くみたいなやつ
夜の学校での出来事に関しては(というかそれ以外の所業についても)全く許せはしないけどそれはそれとして独特な魅力に溢れたキャラだなと思う
過去の事件を追うマダム編と今起きている事象を止めようと奔走するボス編&やっこちゃん編が交わるポイントを担う存在だからレイドボスみたいになってるね 因縁が収束した『コイツを倒して全てに決着を❗️』みたいな枠 まぁ横から一般美大生に掻っ攫われて白黒着けるのは叶いませんでしたが…
一本筋ストーリーのRPGにおけるラスボスミスリード要員って印象だったけどしっかり単独バッドエンドも持ってるから格は全然高い 呪主達が非現実的なあれこれに振り回されてる中で1人だけオカルトに傾倒した過去を持ちしかも生贄を用いた復活術に馴染みがある(てか実践した)のは強み
キャラの中身に関しては根幹となる篠周りがぼかされてるからイマイチ掴みどころが無い ボスのやたら濃密な根島情報を根拠に語るしかない というか根島について=ボスと根島について、みたいなところもあるからさ キャラ同士の関係性で言えば多分ここが一番根深い
二十年間ボスのことを思い続けた根島が一本の電話に賭けて思いを伝えたらボスの方も根島を追い求める事になって…って事実を表面だけ掬ったら少女漫画の見開きですよ
更に言うならボス編の開始地点が安田庭園だったけどもしかしたら根島を追ってたときの事をふと思い出したりしてたのかもしれないな おっさん二人に何を期待しているんだ
何故か安田庭園で遭遇した際に呪影出現時とほぼ同じリアクションをとるボス
用務員の葦宮さんが生徒の顔と名前を覚えたのは何時なんだろう 学校に来たのが半年前でまさか芦の呪殺条件を知っていた訳でもないだろうし そもそも商売人の端くれってことで人を覚える癖がついてたりしたんですかね しかし仮にそうだとしたらその個人情報を利用出来る呪詛珠を持たせた黒幕がファインプレー極まるな
一周目の大捕物であやめ人質ルート行けちゃったからわざわざやり直して根島逃走ルート追ったんだけど自分の意思で見たエンディングなのにウワァ〜こうなるかァ〜の顔をしてしまった シンプル最悪ENDが有ると興奮しちゃうな
真エンド後はボスとどう付き合って行くんですかね 続編でこの辺引っ掻き回せばマジで最悪な状況に持って行けそうな関係性に収まってるけど出来たら平穏に暮らしてもらいたい お互いの腹探りながらで良いけど
興家彰吾
要るか?説明が…
多分改めて何か書くよりプレイ中にTwitterで吐いた悪口の方が濃い
強いていうならPVで物騒な台詞吐いてたやつお前かよってなった蘇りの秘術関係で【生贄】という単語使ったのコイツだけでは疑惑 一応黒魔術の話の中でなら葦宮も使ってたけど
ニンダイのPVで凄惨な呪い合いゲームです!みたいな面してた時はほぼ興家編のシーンしか使われてないんだよな 1人だけデスゲーム参加者サイコパス枠の暴れ方してるから切り取られたらゲームジャンル錯覚するわ
ゲーム序盤は『コイツが主人公か〜』『いやめっちゃ人殺すじゃんコイツ怖』『死んだ…お前チュートリアル枠か』って振り回されて
種明かし後に『あっ呪詛行使したの自分か濡れ衣だわゴメン』ってなったのに
二週目で『違う!こっちで殺さないと「あ…」とか言いながら殺しやがる!』『何なんだお前…』ってな感じで印象が常に大回転してたからクリア後暫くは興家のことしか考えられなかった 恋かな??
ゲーム説明文だと主人公扱いだけど『主人公は貴方自身』的なシナリオでもあるから『プレイヤーが操作する興家彰吾』が主人公って認識で良いんですかね そういうキャラって各プレイヤー毎に受けとる印象が変わるイメージあるけど興家に関してはみんな「なんだコイツ…」って感想になってるのが味わい深い
パラノマサイト好きとの会話(架空のイベント)、「あやめちゃんいいよね…」とかだと「は?ボスころしたから許さんが😡」みたいなズレが起きる可能性があるけど「興家ってなんなんだろうな…」から入れば「そうだな…」としか言えないから興家彰吾はジャブとして最適 みんなで興家について語る会とか成り立つでしょ
ヨーコさん
多分……初恋だった
そういう風に(プレイヤーに好印象を持たれる様)作られたキャラだから手のひらの上と言われたらまぁそう
何故最初呪詛珠が彼女の手にあったのかとかの謎が明かされないまま物語からフェードアウトしたから『まぁなんかあるだろうなぁでも黒幕であってはほしくねェな〜〜!!』なんて興家とだいぶシンクロした湿っぽい情をヨーコさんに抱いてしまったプレイヤーだったのでね
興家彰吾死亡後はどこにも彼女の気配が感じられなくて、もしかしたら本当に事件とは無関係なんじゃないかって無理矢理思い込もうともしてましたからね まぁそんな筈もなく陰の書を解いてからはもう『あぁ……』としか声出なかったよ
真ルート到達後に追記される資料を見てみるとめちゃめちゃ個人的な動機で今回の事変を引き起こしててビビる
自分の祖先がすごい陰陽師らしいけど今の家には見る影も無え→じゃあ先祖が出来なかった蘇りの秘術を完遂すればお家復興も叶うな!という矢印一つで済むような物凄いスピード感
自分にウソはつかず誰に何を言われようとも 自分らしく生きることをポリシーにしている
(興家彰吾編で開示されるプロフィール情報より)
限度ってもんがあるだろうよ
興家単体の視点だとヨーコさんに関するあらゆる情報が欠けてるけど答え合わせ後に今全てが理解できた…みたいなこと言ってるしプレイヤーが読んだ資料を介して『何故こうなったか』を完全に理解してしまったんだよな 下心人情を受け取ってくれる情も無ければ友情すら育まれる筈も無く最初からこうなる、こうする他なかったのだと強制的に飲み込まされたらモスコミュールで濁す他無いわな それはそれとして何でそんなクールに立ち去れるんだ水死体背に
興家彰吾と福永葉子の可能性を考えるのならそもそも本編中福永葉子本人の意思は存在していなかったとか思いついたけど真相解明後の人物リストは純然たる自身の意思でやった書き方だからどうだか
決戦前に黒幕の人物像として『蘆乃の怨霊に取り憑かれている女性』が挙げられてるのと憑依状態でも人格を変えるわけじゃなく怨念とか霊力だけに影響するってミヲちゃんの言を持ち出せば言い張ることは出来るか…?でもまあ本編開始前に運命的な思惑を孕んだ出会いは起きちゃってるしプレイヤーのゲーム起動時=精神が目覚めた時にはもう何もかも手遅れだな 『押せ❗️』に従うしかなかったよ
ふと思ったけど『蘆乃に唆され秘術の発見に手を貸してしまった晴曼が呪詛を用いてなんとか企みを阻止する』という本所事変の発端と結末ってそのままゲーム本編でのヨーコさんと興家の立ち位置なんだなと 隔世で誑かされるな
そう考えるとヨーコさんに惚れたプレイヤーは前回の反省を全く活かせていないボンクラ陰陽師になっちゃうな 多数派であってくれ
おまけ
オタク初めての聖地巡礼(切り絵持参)
真昼間&春の錦糸堀公園はほのぼのしすぎて呪詛行使ボタンが存在するゲームの聖地とはとても思えなかったですね
鳩くらいしか呪える相手がいなかった
次行ったら黒桔梗のモデルになった喫茶店も行きたい